家庭経済の耳寄り情報

2012年10月30日

世界中で最も幸せな人たち

世界中で最も幸せな人たち

 海外ロングステイをしている60才以上の方にインタビュ-すると、この人たちは世界中で最も幸せな方たちだと思うことがあります。皆さんとても明るく、生き生きとしていて本当に人生を楽しんでいるように見えます。

仕事や子育てから解放されて、快適な住居(プール・テニスコート付のマンション)に住んで、ゴルフ・散歩・スイミング等で健康的に暮らしていること。その国の異国文化を体験しながら近隣諸国へも旅行して楽しんでいること。国によっては地震、台風、花粉症や放射能もないこと。そしてそのベースである年金と資産で家計に問題が無いからだと思います。

 ライフプラン作成の目的のひとつにリタイヤ後をいかに暮らすかがあります。多くの方にとってリタイヤ後の望ましい生活とは次のようなものでしょう。

1、生活のための労働は必要なく、年金・資産で暮らす生活
2、健康で明るい活動的な生活
3、趣味、ボランティアや仕事を通じた生きがいのある社会生活                                    
これらの要素を海外ロングステイヤ-の人たちは多かれ少なかれすべて満たしているからです。
 
 老後の家計に焦点をあてると、日本でのリタイヤ後の夫婦2人の最低生活費は22.3万円、またゆとりある生活のための生活費は36.6万円と言われています。しかし、リタイヤ後の収入である夫婦2人の平均的公的年金受給額は22万円です。残念ですが日本国内では公的年金だけでは豊かなリタイヤ後の生活はできないのです。そのためには労働収入を得るか、企業年金やその他の資産が必要となります。しかし、アジアでロングステイすると物価自体が安いこと、また円高のため円を持ち込んで生活する日本人にとって生活費は割安になります。22万円の公的年金だけでも上記のような豊かな生活が可能なのです。
また海外に住民票を移すと日本の所得税・健康保険料・介護保険料を支払う必要がありません。年金がそのまま手数料も引かれずに、送金時の為替レ-トで指定した海外口座に振り込まれます。

 円高を利用して、長いリタイヤ後の数年間を海外でエンジョイしてみませんか?
ご相談、情報提供をご希望の方はKFPにご連絡ください。


【滞在費の例~ロングステイ人気No1のマレーシアの場合】
ペナンに3年以上お住まいの70代ご夫婦の生活費(平均的なレベル)の例です
写真のようなプ-ル付高層シ-サイドマンションで別のべランダからは海が見えます。

金額は月額(1RM=約25.5円 RM:マレーシアリンギット)

家賃(契約1年以上)  2,000RM
管理費          389RM
電気・水道        382RM
通信費          231RM
食費          1,313RM
外食費         1,500RM
交通費(ガソリン・保険) 331RM
交遊費(ゴルフ)     216RM
合計          6,362RM(162,200円)

注)滞在費は生活スタイルにより個人差が大きい。特に住居費の比率が高く、どの家に住むかにより大きく総費用が変わります。

鈴木 榮三郎  2012年10月30日