2013年03月20日
来年から『少額投資非課税制度』が始まります
今年の税制改正の中で、資産形成の目玉である少額投資非課税制度が2014年1月から始まります。
個人投資家が、株式や投資信託を年100万円以内で購入した場合、普通なら配当や売却益に20%かかる税金が、非課税になる制度です。本来20%である税率を10%に軽減する優遇措置が13年末で終るのに伴い、新たに始まったものです。
例えば株式を100万円分買うと5年間はその株式の配当や売却益に税金がかからないということです。(1年間での購入額が100万円を超えなければ良いということになっています)。非課税適用期間は5年ですが、制度は10年間続きます。
最初の年に投資したものは6年目に適用がなくなってしまうため、6年目以降も100万円までは非課税として持ち越しできることになっています。
例えば100万円の株式が、5年後に120万円になれば、6年目以降も、100万円部分は引き続き非課税の適用が受けられます。(20万円は課税となります)。
この制度は英国のように恒久化してほしいという要望が強まっています。
今後の検討が待たれます。
岡野 征治 2013年03月20日