2017年09月10日
人生100年時代のライフプラン
ライフプランという言葉もごく普通に使われるようになりました。ライフプランを日本語にすると人生設計とか生涯設計などと言われることもありますが、その意味するところはとても広く、広義にとらえると「生き方」の問題にもなります。一方、FPがライフプランと言う時には、表裏の関係としてファイナンシャルプランがあるのが普通です。学校を卒業して就職し、結婚し、家を建て、子供を育て、退職して年金を貰ってセカンドライフを過ごす。そのためには、どのくらいの資金をいつまでに用意しておかないといけないか。というのが、FPが言うところの「ライフプラン」です。
しかし、この「レールに乗って走ること」を前提とする「ライフプラン」では、少し考える範囲が狭すぎるような気がします。最近、「百年ライフ」という本が出版されましたが、この本では、「ライフプラン」は世代によって大きく変わりつつあると言っています。前述の「ライフプラン」は、現在すでに老後を迎えつつある人に合った内容ですが、いま、現役で働いている人では、一生同じ会社で働くことが減りつつあると指摘しています。そして、これから社会に出る人たちは、仕事とプライベートが明確には分かれない世界で暮らすことになるだろうとも論じています。
ライフプランは、あくまでプランですので、将来を予測しながら、自分に合った形にしていくことが必要だと思います。この、自分に合った形にしていくと言う点が、大変重要なところです。そのためには、10年、20年先を予測して、自分がどんな暮らしをしたいと思っているかを、ある程度具体的なイメージとして持つことが大事です。
ふとんの中で眠りに入るまでの間、お風呂の中でのんびりと寛ぐとき、出張帰りにほっと一息ついてビールを飲む新幹線の中、さまざまな時間を使って、将来の自分のありたいイメージを想像してみてください。そして、その自分の将来のイメージを達成したいと思うようになったら、是非、私達FPのもとを訪ねて、ご相談いただければと思います。夢を、実現にむけてお手伝いすることが、私達の役割なのです。
川上 壮太 2017年09月10日