2019年12月25日
自宅(戸建)修繕費について
大事な自宅を長く維持保全したい。でも意外にかかる修繕費、リフォーム代
金!
◆自宅の修繕費はいくらかかる?
戸建の自宅を所有している方は日々手入れすることが必要になります。
大規模な修繕は、概ね、家を建ててから20年あるいは30年と長い時間が過ぎている場合が多いです。収入が減る頃に、外壁、給湯器等の修繕が必要となり何十万円から、多額になると何百万円の費用がかかることになります。
修繕費を計画的に積立金として、用意されている方は、少ないと思います。収入が減ってからの修繕費の負担は、かなり重くなると考えておいた方がよいです。
修繕費が必要になってから、後悔するのを防ぐため、資金を作ることを考えましょう。
◆どんな箇所の修理が必要になるのか。
修繕が必要になる箇所は、外壁・屋根・バルコニー・雨樋で、日常生活では、気づかない場合が多いです。さらに、修繕が必要な箇所は、水回り、キッチン周り、バス、トイレなどです。
内装の中で、フローリングや畳も劣化しやすいです。
◆戸建も修繕積立金は必要?
建物は劣化することは間違いない事実です。築20年30年たって、様々な箇所が修繕の必要が出てきて、修繕費用が高額となる場合があります。この修繕費が思わぬ家計の負担を生じさせます。さらに、教育費等と重なるケースも多く、家計が圧迫されます。そのため、ライフプランの中に修繕費を組み入れることが必要です。
さらに、修繕にはメリットがあります。修繕をこまめにすること(定期的メンテナンス)方が建物の耐久性を向上させ、自宅の中古価格の評価が上がります。
同じ築年数でもしっかりメンテナンスがされているものと、ほとんどされていないものでは、建物の劣化速度に大きな違いがあります。そうなると、いざ家を売りに出そうという時に、中古価格に大きな差がでてきます。
上記に記載したように、ライフプランに修繕費を組み入れて、修繕のメリットを考えながら、ぜひ、戸建の所有の皆様に修繕積立金を作ることをお勧めします。
◆修繕積立金の作り方は?
・専用口座を作り、修繕積立金として貯蓄していきましょう。
必ず必要となるので、教育費や医療費の貯蓄と同様に考えましょう。
・ボーナスのある家では、ボーナスを修繕積立金に充てるのも一つの方法です。
・なによりも肝心なことは、ライフプランの中に、家の修繕費を組み入れて、資金計画を立てることが必要です。戸建てに住む方は、マンションに住む方と異なって、強制的に積み立てしないので、修繕費積み立ては、個人の意思にかかっています。そのためライフプランに組み入れることが重要になります。
◆リフォームで利用できる優遇税制(参考にしてください)
一定の要件を満たす住宅をリフォームして、一定基準を満たす耐震、省エネバリアフリー仕様に改修した場合などに利用できる減税制度があります。
リフォームで利用できる減税制度は以下の通りです。
A.住宅借入金等特別控除
B.特定増改築をした場合の税額控除
C.既存住宅を耐震改修した場合の税額控除
D.既存住宅を特定改修した場合の税額控除
E,固定資産税の減額
また、以下の贈与税の特例は、リフォームでも利用できます。
F.相続時精算課税制度の住宅取得等資金の贈与を受けた場合の特例
G.直系尊属からの住宅取得等資金の非課税制度
以上
氏家 勉 2019年12月25日