家庭経済の耳寄り情報

2020年06月10日

コロナを機に「休日起業」のお勧め

 今、新型コロナウイルスが全世界に大混乱を引き起こしているのはご承知のとおりです。
このコロナがもたらす過去に類を見ない新しい生活環境は、我々の今後の働き方や価値観を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

 この際、自分の将来の働き方について考えなおしてみては如何でしょうか。

 一方で、人生100年時代における長い人生は、過去のような単純なステージではなく、いくつかの異なるステージを要求されることになります。

 その中でも、重要な部分を占める定年後のステージにおける働き方の有力な選択肢の中に「独立起業」があります。 しかし、起業したいと思っても、リスクが大きく怖く感じてなかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

 休日に会社を辞めず、在職して収入を確保しながら低リスクで起業を準備するには、今回のコロナは絶好のチャンスです。

成功する起業の要素は
1、元手がかからない
2、自分の好きなことである
3、自分でできること
4、世のニーズがあること
以上の4つがあるのではないでしょうか。

これらの要素をかなえるには
1、自分が長くやってきた仕事の延長線上で考える
2、初期費用や固定費がかからないもの
3、利幅が少ないものは避ける

 例えば、専門分野の「講師業」や「コンサルティング業」「営業代行」などは低リスクで得意分野が生かされ易いと考えられます。

 直近の「定年」意識調査によると、日本人の「定年」意識は従来と一変してきています。
定年後何歳まで働きたいですか?との質問に対し、70歳かそれ以上働きたい人は実に55.1%に達し、今や「70歳以上も働く」ことが当たり前になってきています。

 コロナで、日本人の働き方や生活様式は大きく変わろうとしている中で、「在宅勤務」によりネットで仕事完結することや、ネットショップで在宅の買い物ができ、例えば、本もネットで電子書籍を瞬時に入手できる時代です。

 これを機に、自分の働き方を根本から見直してライフプランを再構築してみては如何でしょうか。

土井 健司 2020年06月10日