家庭経済の耳寄り情報

2020年07月25日

ウィズコロナ下の住宅取得!

 大きな夢の一つとして、住宅取得は位置づけられています。
家族にとって必要に迫られている方は、時機や環境に関係なく検討するでしょう。

 阪神・淡路大震災1995年や東日本大震災2011年など大きな災害が続く日本、近年大型台風や集中豪雨や線状降水帯による大被害が九州などに多くに見られます。痛ましい光景を見るにつけ悲しい思いになります。
 そして、現在進行中の新型コロナウィルスの感染症拡大が大変心配されています。

 住まいのあり方も変わるのか。災害に強い住まいづくりやウイルス対策としての換気や空調の重要性、つまり耐震性や良質で耐久性に優れた住宅や地球温暖化などを考慮した省エネ住宅が価値を高めていくでしょう。

 住宅選びの注意点では、選択肢の一つが立地条件などに加え、ハザードマップなどの確認で災害の生じないようなところを選択するということになるでしょう。家族の命を守る安全・安心な住まいが重視されるでしょう。不測の事態が残念ながらよく起こります。リスクに対応する火災保険や地震保険は必須です。十分に損保代理店等により説明を受け検討してください。

 次に、安全・安心な住まいを獲得した後も重要です。順調に返済できるかが重要です。
住宅取得者の多くは、人生で一番大きな買いものであるマイホーム取得に際して、住宅ローンを組みます。銀行などより借りられたから大丈夫と考えるのは危険です。

 本来、住宅取得前に十分資金計画を立てて借りられる金額を吟味すべきです。
借りられる金額よりも返せる金額を重視しその範囲での借入を検討すべきです。借入過多が大きな問題となります。

 また、住宅ローンの借入の型(固定金利か変動金利か固定金利選択型か)、返済期間など十分検討していただきたく思います。

 住宅ローンは、住宅取得後の長期にわたる生活設計に重大な影響を与えます。住宅ローン返済額のみではなく、将来の家計全般(収入や支出の推移、金資産残高の推移等)を全体的に把握すべきです。
 
 どうすれば良いかについては、ファイナンシャル・プランニングのプロに相談すべきです。将来を見据えた生活設計をともに検討してくれるFP(神奈川県FP協同組合)に是非ご相談ください。

佐藤 博明  2020年07月25日