2026年03月10日
あなたが知らないだろう「葬儀社と病院・寺院との関係」
Ⅰ病医院と葬祭業者とのつながり
世間であまり知られていないようですが、葬祭業者と病院との間で、その病院で亡くなった方を優先的に特定の葬儀社へ紹介するという取り決めをしているケースがあります。例をあげると1件紹介するごとに一定の金銭を戻すといったものです。しかし、遺族が希望する葬祭業者がある場合は、その限りではありません。
Ⅱ事前相談で囲い込み
そのため、葬祭業者は患者や高齢者がいるご家族と葬儀の事前打ち合わせをして相談を行っています。
※葬儀社は、相談者に粗品を渡す場合もあります。
①一般葬と呼ばれている通夜がある葬儀
②通夜なしの一日葬
③近親者や友人だけで執り行う家族葬
④斎場で住職にお経をあげてもらい、親族だけで火葬する直葬
①~④で、会葬に対する御礼の品(香典返し)を用意するかしないか、通夜の食事、初七日法要の食事等アウトラインを相談します。
また、ご家族の宗派を確認して、菩提寺があれば記録に残します。その際、葬儀の読経やお布施の額、戒名の料金などの概算を出します。
そして、相談者、葬儀社双方が見積書を共有します。見積金額や葬儀の段取りが明らかになっているので、万が一の際には、相談者はその葬儀社に葬儀を依頼する確率が高くなるというメリットがあります。
Ⅲ寺院と葬儀社との関係
寺院と葬儀社の関係については、遺族が故人や親族の住所と離れたところに菩提寺がある場合、宗派ごとに葬儀の読経、戒名、初七日、四十九日法要を依頼する寺院とお付き合いをしているケースが多いようです。その場合、寺院と葬儀社が良好にある場合は、多くの引き合いが期待できるのでリーズナブルな料金で遺族にサービスを提供が可能となっています。そこで、葬儀社は、重要な寺院には良好な関係を維持するために、接待等を行っているケースもあるようです。
Ⅳ死亡診断書、埋火葬許可証についての雑学
死亡診断書は医師が遺族にサインして渡すものですが、原本を葬儀社が預かり、市役所や区役所等の戸籍課へ関係書類と一緒に提出し、埋火葬許可証を取得します。この許可証がないと、斎場で火葬ができません。この埋火葬許可証は火葬後、骨壺に入れます。
遺族の方は、葬儀の準備で忙しいので、通常、葬儀社が代行して埋火葬許可証は取得します。また、死亡診断書は、遺族が生命保険、団体信用保険等諸手続きに使用するために葬儀社が写しを渡します。
ただ、この死亡診断書を巡って、喪主以外の親族が葬儀社に写しを渡してほしいと依頼されることがあります。これは、親族間で相続問題が絡んでいるケースが考えられるので、葬儀社は応じないようです。
竹内 学 2026年03月10日
