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2010年02月14日

『かもめのひろば』 第42号

━━━━━━━━━━━━第42号━2010/2/15━━━━━━
かもめのひろば
神奈川県ファイナンシャルプランナーズ協同組合
KFP広報誌
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■CONTENTS■
1.『ライフプラン寸考』第26回  
  ~ファイナンシャルターゲット③~    仁科 眞雄
2.『くらしに役立つ「マネー力」検定』第18回  
  ~国民年金編~              吉田 美砂緒
3.『「FP流」私の資産運用』第12回
  ~運用に失敗しても眠れるか~  藤安 貴士
4.『日本文化と数のしきたり』第9回 
  ~八のしきたり~              游禅FP二代目
★KFPのセミナー案内★        
5.『KFP組合員の横顔』第12回
~大海へ乗り出す人を支援~     田中 均
6.『ベテランFPの目』第8回
~危うい借金漬けの日本と個人金融資産~ 土井 健司
◇編集後記◇ 
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1.『ライフプラン寸考』第26回
~ファイナンシャルターゲット③~
「マイホームの頭金」       FP:仁科 眞雄
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「マイホーム」を持つことを夢としている若者が大勢います。「今の
収入だといくらの家を買えるでしょうか」「頭金はいくら準備すれば
良いですか」「不動産屋さんから頭金はなくても家を買えると言われ
たけど大丈夫ですか」と様々な相談が舞い込みます。
「マイホーム」を持とうと考えた時に大切なことは資金計画をしっか
りたてることです。どこにどのくらいの家を買うか、分らないことだら
けでしょうが、一つ一つクリアーしていかなければなりません。通勤
に便利な所を優先するか、子どもを育てる環境を優先させるか、マ
ンションか戸建て住宅か、新築か中古か、考えるべきことが山ほど
あります。
仮に戸建て新築物件で4000万円としましょう。頭金は何パーセント
ぐらい準備すれば良いでしょうか。FPは物件価格の25%を準備して
ほしいと考えています。4000万円×25%=1000万円を「マイホーム
の頭金」のファイナンシャルターゲットとして設定して戴きたいと考え
ます。何年掛けてという期間も目標に入れてください。
この25%の根拠は物件価格の20%と諸経費(注1)の5%です。昭和40
年代から相当な期間、住宅ローンの融資限度額は物件価格の80%
で、担保価値を時価の80%に設定していました。この経験測からくる
ものと思われます。また住宅購入時には諸経費が物件価格の3~
10%ほど掛ります。これは費用ですから、ローンでなく自己資金で準
備すべきでしょう。自己資金には自分達で貯蓄するお金のほかに、
親の援助や保有資産の売却代金が入ることも忘れてはいけません。
「諸経費も建築代金も丸ごとすべて融資する」という乱暴な銀行もあ
りますが、危険が一杯です。マイホームは手に入れたけど「残業カット
で即破たん」になりかねません。「マイホームの頭金」のファイナン
シャルターゲットは「物件価格×25%」とすることが大切です。
 
注1:諸経費の内容は仲介料・融資手数料・保証料・抵当権設定料・
火災保険料・団信保険料・適合証明書費用等です。
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2.『くらしに役立つ「マネー力」検定』第18回
   ~国民年金編~        FP:吉田 美砂緒
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皆様の「マネー力」を磨く3択クイズです!あなたは何問正解できま
すか? 今回は、「国民年金」について考えてみましょう。

Q1.
大学生の健太さんはもうすぐ20歳になりますが、国民年金保険料
の「学生納付特例制度」があることを知りました。これは国民年金
保険料の免除が受けられるという制度ですが、これについて、次の
うち正しいものはどれですか?

① この「学生納付特例制度」は、学生本人および親などを含めた
   一世帯の所得が一定以下という所得基準がある。
② 国民年金保険料の免除期間中に障害者となってしまった場合
  でも、「障害基礎年金」の支給の対象となる。
③ いったん国民年金保険料の免除を受けた場合には、あとでその
  期間分の保険料を支払うことはできない。

Q2.
大学生の麻衣さんは、20歳になったら自分で国民年金保険料を納
めようと思っていますが、何かお得な保険料の払い方ってあるので
しょうか。   これについて、次のうち正しいものはどれですか?


① 毎月支払う保険料を口座振替とし、翌月末の引き落としにす
  ることで、割引料金とすることができる。
② 口座振替で、残高不足により口座からの引き落としができなか
  った場合は、ペナルティとして遅延料が発生するが、割引はその
  まま受けられる。
③ 現金で毎月支払う場合、割引はないが、1年分まとめて支払う
  と割引がある。

Q3.
今年、大学3年生になる成美さんは「付加年金」を考えています。
これは国民年金保険料とは別に付加保険料を支払うことで、将来
受け取る国民年金に上乗せされるという仕組みとなっています。
これについて、次のうち正しいものはどれですか?


① 付加保険料は月額1口400円であり、10口まで入ることができる。
② 「学生納付特例制度」により国民年金保険料の免除を受けてい
   る期間でも、付加年金は別の制度なので、加入することがで
   きる。
③ 付加保険料は、国民年金保険料と同様に割引制度がある。

      (解答は巻末をご参照ください)
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3.『「FP流」私の資産運用』 第12回
  ~運用に失敗しても眠れるか~      FP:藤安 貴士
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自分では「資産運用」というほどの資産を持ち合わせてはいません
が、これまで銀行業務、証券業務を経験してきた中で、人様の資産
運用に少し携わってきました。私が見ていた限りでは、お金が増え
ている人というのは欲の少ない方が多いように思います。そして虫
がいい話は絶対にないということです。
よく言われる「無駄遣いを減らす」「強制的に貯蓄をして、残ったお金
で暮らす」ようにして、まずはお金をこつこつと貯めることを始め、余
裕が出てきてはじめて運用に移っていくことが大事だと感じています。
リーマンショック以降、私の持っている株式やETF等は大幅にマイナ
スになりました。でもそれが気になって眠れないということはありませ
ん。これから運用を考える方には、一つの目安として「このお金を失
っても平気で眠れるか」ということを考えてから始めるというのも良
いかもしれません。
私が心がけているのは「いざという時でも、できる限り自分の手持ち
のお金を減らさない」ということです。
不思議なもので、節約できた次の月には予想しなかった大きな出
費があったりして、お金を貯めようとしてもなかなか思うようにいき
ません。うまくいったとしても、貯めるだけというのは限界があり、万
が一ケガや病気の状態になると治療費の出費に加えて収入が減る、
最悪の場合には途絶えてしまうというリスクもあります。そのような
事態に備えるのには保険が良いと思います。
私は医療保険、がん保険、終身保険、傷害保険、賠償保険等に加
入しています。また、最近は各社とも付帯サービスが充実している
ので、どんなサービスが付いているのかも見たうえで保険会社や商
品を決めています。
ちなみに終身保険はいわゆる変額保険で、これは外国株式、外国
債券を中心に運用させています。もちろん保険が主の目的ではあり
ますが、運用も少し兼ねています。「資産を守りながら増やしていく」、
今のように先が読めない時代に必要なことだと思います。
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4.『日本文化と数のしきたり』第9回
  ~八のしきたり~                 游禅FP二代目
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「八」は昔から末広がりと言われ縁起が良い幸運の数とされていま
す。皆様新年を迎え寺社に初詣をされたことと思います。初詣が庶
民の習慣になったのは明治時代の中頃からです。日本は昔から様々
な神様をお祀りして来ましたが、その中でもお稲荷さまと並んで各地
に多く祀られているのが「八幡さま」です。その数は、全国8万社の
神社のうち2万5千社以上あるそうです。八幡さまの総本宮は大分
県宇佐市の宇佐神宮で、そこから京都の石清水八幡宮、鎌倉の鶴
岡八幡宮へ伝わり全国へ広まって行きました。八幡さまはもともと武
家との繋がりが深く、武家の守護神・戦勝の神様として崇敬を集め
ました。この神様が全国に広まっていくにつれ「商売繁盛」・「家内
安全」・「学業成就」等あらゆる願い事を聞いてくれる神様になり、
庶民と苦楽をともにする親しい神様となりました。

明治時代初期までは、氏神またはその年の「恵方」の方角(福徳の
神様が居る方角)にある寺社へお参りすることが多かったのですが、
その後氏神や恵方に関係ない有名な寺社に詣でるのが一般的に
なりました。
ところで皆様、節分の日に「恵方巻き」を食べましたか。恵方巻き
を食べる習慣は節分の夜その年の恵方に向かって目を閉じて一言
も喋らず、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじりするものです。
太巻きの中身は七福神に由来し七種類の具(かんぴょう・きゅうり
・しいたけ・伊達巻き・でんぶ・うなぎ・高野豆腐)を入れて食べます。
当然福を食べる意味合いもあります。恵方巻きを食べる習慣は大阪
で始まりましたが、20年位前にマスコミでとりあげられ近畿地方に
広まり、その後コンビ二エンスストアが販売を始め全国に広まりま
した。

さて、私の今年最初の寺社参拝は、例年と異なり横浜中華街の「関
帝廟」へ友達と行き香炉1~香炉5の神様の中から、香炉2「関聖帝
君」と香炉3「地母娘娘」に友達と自分の今年の健康と安全と繁栄を
祈りました。人生は栄枯転変しますが、毎年ひたすら寺社に祈り日々
精進しております。一緒に参拝した友達は「活発婉麗」且つ「益者
三友」を備えており、一生大切にしたい三人の内の一人です。この
様な良い友人と「関帝廟」にお参りでき、これからの人生の末広が
りがとても期待できますね。

「活発婉麗」(かっぱつえんれい):生き生きとしてしなやかで美しい
                    こと
「益者三友」(えきしゃさんゆう):友人を選ぶ時の心得を述べた言
      葉で、交際して有益な三種の友人(正直、誠実、博識)
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★KFPのセミナー案内★
http://www.fp-kanagawa.com/seminar/index.html#top 
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各セミナーや講座の詳細はKFPのホームページの「セミナー案内」
でご確認ください。
■ ライフプランセミナー
私らしく働きたい!女性のためのマネーコントロール術
(参加費:各回500円)
日程:平成22年2月28日(日)、3月7日(日)
■ 資産運用セミナー
セカンドステージ「もっと知りたい資産運用セミナー」
(参加費:3,000円)
日程:平成22年3月13日~4月10日 毎週土曜日全3回
■ 住宅ローンセミナー
破たんを防ぐ30代の安心住宅ローン選び(参加費:1,000円)
日程:平成22年3月14日(日)
■ 資産運用セミナー
サードステージ「ポートフォリオ作成手順セミナー」(参加費:3,000円)
日程:平成22年4月17日(土) 
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5.『KFP組合員の横顔』第12回
  ~大海へ乗り出す人を支援~        FP:田中 均
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昨年の夏に、賛助会員として入れていただきました。よろしくお願い
いたします。
国産自動車メーカーで社会人としてのスタートを切り、その後輸入
車業界に移って、主に営業畑で働いてきました。
FPになったのは、団塊の世代であるので、少し資産運用の勉強で
もしようかと思い、その手の雑誌を買ってきたところ、FPの人がた
くさん登場するので、FPの書いたものを読むより、FPになった方が
早いのではないか、と考えたからです。
資格をいろいろ持っているので、資格コレクターのように思われる
かもしれませんが、出発点はFPと中小企業診断士で、そこから派生
的に興味のある分野が拡がった、という感じです。本来、本を読めば
済むのでしょうが、資格の取得ならば、一応の目標が解り易いし、
体系だって学べて良い、という単純な発想です。
名刺の屋号を「オフショア・コンサルティング」としているので、タック
ス・ヘイブンの投資助言業と間違われやすいのですが、診断士でも
あるので、「大海へ乗り出そうする人を応援する」というつもりで、こ
の名称を使っています。
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6.『ベテランFPの目』第7回
 ~危うい借金漬けの日本と個人金融資産~  FP:土井 健司 
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昨年、財務省は,国債と買入金、政府短期証券を含んだ国の借金
総額が9月末で864兆5,226億円に達したと発表しました。これは、
国民1人当たり約678万円に相当し、日本の名目GDP526兆円を大
きく上回る数字で、しかも毎年大幅に拡大が進んでいます。バブル
の頃は7兆円位まで減少していた新規の国債発行額は90年代には
30兆円台に拡大し、09年度はご承知のように40兆円を突破し、税収
を上回ってしまうことがほぼ確実です。
興味のある方は以下の「日本の借金時計」をご覧ください。
http://www.geocities.jp/mkqdj167/japan.htm

一方で家計金融資産は1,439兆円あり、このわが国の強みを経済
成長の為に活用すべきであるとの意見もあります。しかし、家計部
門には住宅ローン等の負債が約400兆円あり、残りは1,000兆円と
なります。また、金融資産のうち74%は預貯金であり、国民は国債
を買っているつもりでなくても、銀行を通じて間接的に国債を買って
いるわけですし、年金運用も74%は国内債券に投資されています。
こうして見ると、国民の金融資産はほぼ財政赤字の穴埋めに回って
おり、本来あるべき企業への投資を通じた経済成長への道筋に十分
寄与していません。この事が日本の低迷の一因とも言えるのでは
ないでしょうか。
一方、個人の貯蓄率においても、高齢化比率の高まりで、貯蓄を
取り崩す人が多くなり減少傾向にあります。ピーク時23%あった家
計貯蓄率も減少の一途をたどり、07年には2.2%となり、15年には
マイナス3.6%との試算もあります。今後、家計金融資産が公的資
金不足を支えきれなくなった時、国内の資金不足を海外調達しなけ
ればならない状態となります。すなわち日本の国債消化を海外に
依存する世界です。その時は金利上昇と円暴落という最悪の状態が
現実の問題として想定されます。ここが、国も個人も発想の転換を
図り思い切った経済成長戦略への構造改革の必要性を感じる点
です。
また、更に進む高齢化社会においては、より一層個人の金融資産
管理は自己責任が求められる事になり、自らの資産をどのように
運用形成していくかが、今後の大きな課題になってくると予測され
ます。この対策は、問題が表面化した時には事すでに遅く、多くが
「ババ」を引く事になることは歴史が証明しています。
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「くらしに役立つ『マネー力』検定」第17回   <解答・解説>
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A1. ②
①所得基準は、本人の所得が対象であり、親などの家族の所得は
関係しません。平成21年度の所得基準は「118万円+扶養親族等
の数×38万円+社会保険料控除等」となっています。
②一定の障害者となってしまった場合、障害基礎年金が支給される
には、「その事故が発生した月の前々月までの被保険者期間のうち
保険料納付済期間が3分の2以上」という要件がありますが、この保
険料納付済期間には、学生納付特例制度による保険料免除期間も
含まれます。健太さんはこの要件を満たすため「障害基礎年金」の
支給の対象となります。
③学生納付特例期間については、10年以内であれば保険料をさか
のぼって納めること(追納)ができます。なお、追納する場合、加算
額が上乗せされることがあります。具体的には、学生納付特例期
間の承認を受けた期間の翌年度から起算して、3年度目以降に保
険料を追納する場合に上乗せがあります。


A2. ③
①毎月支払う保険料を口座振替にして、翌月末の引き落としにし
ても割引はありません。当月分の保険料を当月末の引き落としに
することで、割引料金にすることができます。
②残高不足で口座からの引き落としができなかった場合は、割引
がなくなります。
③現金納付でも、1年分まとめて支払うと割引があります。平成21
年度の保険料では、毎月納付だと14,660円×12ヵ月=175,920円
ですが、1年分前納すると172,800円で年間3,120円の割引となります。
なお、口座振替で1年分前納すると平成21年度の保険料では172,230円
となり、年間3,690円の割引で、最もお得な方法となります。ちなみに、
この口座振替前納の申し込みは、2月末日(今年は2月27日<金>)
までとなっています。


A3. ③
①付加保険料は口数ではなく月額400円で、将来受け取る付加年金
は、200円×付加保険料納付月数となっています。たとえば付加保険
料を10年間納付した場合、400円×120月(12月×10年)=48,000円
の支払い金額に対して、65歳から受け取る付加年金は200円×120月
(12月×10年)=24,000円となります。ということは、2年以上付加年金
を受け取ることで、支払った金額より多く受け取ることができるわけ
です。
②付加年金の加入は、国民年金を納めていることが要件ですので、
免除を受けている場合は、加入することができません。
③付加年金は、国民年金と同様に前納した場合、割引が受けられ
ます。
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◇編集後記◇
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最後まで『かもめのひろば』をお読みいただきありがとうございまし
た。『かもめのひろば』は、神奈川県ファイナンシャルプランナーズ
協同組合とお付き合いいただいている多くの読者の皆様によって
支えられています。毎号、読者の皆様のご意見、ご感想が編集局
の支えとなっています。どうか忌憚のないご意見、ご感想をお寄せ
ください。
                         かもめのひろば編集局
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回の『かもめのひろば』 第43号は、
・『ライフプラン寸考』
・「くらしに役立つ『マネー力』検定」
・『「FP流」私の資産運用』
など好評連載の他、役立つ情報満載で3月15日にお届けします! 
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※本誌の記事は皆様への情報提供のみを目的としておりますので
ライフプランの決定や金融商品の売買などに際しては必ずご自身
の責任においてご判断ください。
※『かもめのひろば』の配信停止を希望する方は、
 http://www.fp-kanagawa.com/FormMail/index.htm
 より、配信停止の手続きをお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『かもめのひろば』 第42号 2月15日発行
発行人:仁科 眞雄
編集人:鈴木 榮三郎
編集長:中澤 英雄
発行所:神奈川県ファイナンシャルプランナーズ協同組合
〒221‐0835 横浜市神奈川区鶴屋町3-32-16トリウミビル6F
TEL 045-315-0121 FAX 045-315-0122
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e-mail info@fp-kanagawa.com

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